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2026.06.24

フレッティング摩耗とは? WPC処理・DLCコーティング・モリショットを比較してみた

 

「部品が摩耗しているのに、なぜか大きく動いていない・・・」

そんな不思議な現象が起こるのがフレッティング摩耗です。

今回は、フレッティング摩耗の仕組みと、その対策としてよく使われる

  • ・WPC処理
  • ・DLCコーティング
  • ・モリショット(MoS₂ショット)

について、わかりやすく解説します。

 

フレッティング摩耗とは?

フレッティング摩耗とは、接触している部品同士が、ごくわずかに繰り返し動くことで発生する摩耗のことです。

例えば、

  • ベアリングのはめ合い部
  • ボルト締結部
  • スプライン
  • シャフトとハブの接触部

などで発生します。

 

動いている量はわずか数μm〜数十μm程度。

目で見てもわからないほどの微小な動きですが、長時間繰り返されることで摩耗粉が発生し、酸化して赤茶色や黒色の粉となって現れます。

 

なぜフレッティング摩耗は厄介なのか?

実はフレッティング摩耗の問題は、「摩耗」だけではありません。

表面にできた微小な傷からき裂(亀裂)が発生し、最終的に部品破損につながることがあります。

そのため、

  • ・摩耗を減らす
  • ・き裂(亀裂)を防ぐ

という2つの対策が重要になります。

 

WPC処理の効果

WPC処理は、微細な粒子を高速で衝突させることで表面を改質する技術です。

主な効果

✅ 圧縮残留応力の付与

✅ 表面硬化

✅ 疲労強度向上

フレッティングで発生する微小な亀裂を抑える効果が高く、

 

DLCコーティングの効果

DLC(Diamond Like Carbon)はダイヤモンドに近い硬さを持つコーティングです。

主な効果

✅ 低摩擦

✅ 高硬度

✅ 耐摩耗性向上

フレッティング摩耗では接触面同士が擦れ続けます。

DLCはその摩擦を大幅に減らし、摩耗量そのものを抑制します。

 

 

モリショットの効果

モリショットは固体潤滑剤の二硫化モリブデン(MoS₂)を利用した表面改質技術です。

主な効果

✅ 摩擦低減

✅ なじみ性向上

✅ 固体潤滑効果

特に初期の摩擦を減らすことに優れています。

 

 

     

    フレッティング摩耗対策 比較表

    項目

    WPC処理

    DLCコーティング

    モリショット

    フレッティング摩耗抑制 

    フレッティング疲労抑制

    摩擦係数低減

    耐摩耗性

    耐荷重性

    凝着防止

    なじみ性向上

    寸法変化の少なさ

    長期安定性

    真空環境適性

    コスト

     

    結局どれが一番良いの?

    用途によって答えは変わります。

    疲労破壊を防ぎたい

    WPC処理

    摩耗量を減らしたい

    DLCコーティング

    摩擦を下げたい

    ➡ モリショット

     

    不二WPCがおすすめする組み合わせは、

    1.WPC処理+DLCコーティング

    2.WPC処理のみ

    3.DLCコーティングのみ

    4.WPC処理+モリブデンショット

    5.モリブデンショット

    となります。

     

    フレッティング対策でお困りの際は、

    ぜひ不二WPCへご相談ください。

    部品の使用環境や材質に合わせて最適な表面改質をご提案いたします。