純正部品だって完璧ではありません

2023年10月07日

R35 GT-R純正のバルブリフター

これって水素フリーのDLCがコーティングされています

(天面のブロンズカラーの部分です)

直打式カムトレーンの低フリクション、耐摩耗性向上目的で採用されており

ことR35 GT-Rでは約40%のフリクションが低減されているそう・・・

そんなリフターのDLCですが、経年劣化や管理方法などで

磨耗してしまうのは仕方の無い事!

この様に綺麗に中央部の膜が無くなっていたり

リング状に膜が無くなり、更に基材へのキズなど症状はさまざま

 

世界初の水素フリーDLCでもいずれはこの様に膜が無くなってしまうのです

DLCのみならずTinなどのコーティング類で無くならないものはないのです

今回はこの古く磨耗した水素フリーDLCコーティングを剥離、WPC処理+3Dラッピング

で鏡面仕上げをしてDLCコーティングを行います

ちなみに当社のDLCはいくつか膜種がありますが、バルブリフターにはF1でも採用されている

タイプの膜を成膜します

用途、膜性能などから考慮して膜種を選んでいるのです

メーカー純正でも完璧ではありません(と言うかコーティング膜に永遠はありません)

当社ではDLCコーティングにWPC処理や3Dラッピングと合わせる事で更に性能向上をさせています

見えない部分ですが効果絶大ですよ!!

[不二WPCスタッフブログ一覧へ]

表面処理についてのご相談やご不明な点がございましたらお気軽にお問い合わせ下さい

相談・お問い合わせ
ページの
先頭へ