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スタッフブログ

〈 モータースポーツ 〉

2025.10.17

想像以上に高温です

CVJ(等速ジョイント) バラした事がある方はお分かりかと 思いますが・・・ カップ内側です ここは高粘度のグリスが充填されて いますが、強い摺動痕と熱の影響による 焼けが酷い酷い ケージ類も焼けていてボールも 本来の輝きが無くくすんでいます どこにどんな処理(WPC)をするか? 全容はお見せできませんが、ボールだけでも この輝きまで回復させます もちろんカップ内、ケージ類も同様!   車の「走る」「曲がる」を支えるCVJ OHの際はWPC処理をお勧めします びっくりする程動きが滑らかに なりますよ

2025.10.10

ここで悩んでるでしょ?分かるよ~

普通に乗ってれば大丈夫! でもね・・・ ハードユーザーさんには耳寄りな 情報ですよ!! この部分が折れて泣いた御仁は数知れず・・・ スプラインから径が太くなる部分 ここが十中八九折れる場所 お客様も良くお分かりで「ここから先!」 とマスキングテープでしっかりご指示(笑)   ばっちり強化されてます 全体を処理する必要はありません 必要な部分(折れてしまう部分) を強化すれば良いのです ドラシャ強化は得意です! 折れる前に是非!!

2025.10.03

プーリー軸のみですが

車好きならお分かりかと… そうRB26純正クランクシャフトです ちなみに重量は19.1Kg クランクシャフトのWPC処理は いくつかメニューがありますが 今回はプーリー軸のみWPC処理 ここね、焼き付きやすいと言うか カジリ易いと言うか なので少々粗目のWPC処理で しっかりディンプルを形成し 油を保持出来るようにして焼き付き /カジリを防止します 今回は数回に分けてお持ち込み/お引き取り を繰り返します 重量もあり体にこたえますが がっつり処理してまいります!!

2025.09.19

ヘッドはエンジンの顔だぜ!

アルミ素地でいくのか? まあ再塗装の下地出しだろうね そうみんな大好きAE86のヘッドカバーです いかんいかん処理前の写真を忘れた でもアルミの素地がきれいに出てるでしょ? このTOYOTAの文字とか TWIN CAMの文字の細部まで もとの塗料を完全にブラストで除去 純正塗料はさすがだね・・・ しっかり密着しているから剥離も大変 側面、端部としっかりと 裏側は未処理 特にブローバイが出る部分(写真上部)は マスキングをしてメディア混入を防止 仕上げに細かいメディアで表面を仕上げ完成 ボンネットを開ければヘッドが一番目立ちます OHじゃなくてヘッド再塗装でも ずいぶん見栄えが変わります こんな下処理もお任せ下さい!!

2025.08.29

ここまではレアケース

3気筒のピストンリング 左からTOP、2nd、OILとなります 今回は全てDLCコーティングのご依頼 いつもの様にWPC処理を行いますが とくにピストンリングは仕上げが重要 シリンダー壁に接触する部分はもちろん 上下面もしっかり磨きます TOPはもちろんOILまで磨きます DLC=ダイヤモンドライクカーボン そう、しっかり角を落さないと ダイヤモンド鑢と化してしまいます 「ピストンリングにDLCをしたいんだけど」 とお問い合わせを頂くと大概はTOPのみ となります。 ところがこのOILリング厚さ約0.4mm程度 (左OIL 右TOP) 実はかなりの接圧が掛かっており、突き詰めて いくと「全部やっちゃって!」となる お客様もちらほら・・・ 使い方によっては諸刃の剣となる為 ご希望のお客様(初回)はぜひとも当社 スタッフと相談しながら進めて下さい

2025.08.01

部品には必ず相手部材がありますよ

オイルポンプASSY これはNISSAN純正SR用かな よくご依頼頂くのはトロコイドギアset これだけでも良いのですが アウターギア外周面はケースに 各ギアスラスト面はフタに接触していて それぞれ摩擦抵抗になります 当社ではASSYでご依頼の場合 ケース、フタ(トロコイドとの接触部) にもWPC処理をお勧めしています オイルポンプに限らず各部品は 必ずなんらかの部品と接触しています 相手部材も考慮しWPC処理をする事で 摩擦摩耗の低減となります

2025.07.25

駆動系では一番ご依頼が多いのでは?

リング&ピニオンギア いわゆるファイナルギアsetで御座います 当社でWPC処理のご依頼頂く駆動系部品 では一番じゃないかな?・・・ 今回は実車外しの中古品(恐らくAE86かと) に施工していきます   結構使い込まれた感がありますが 非常に良いアタリが付いていて リング、ピニオンともに綺麗な摩耗 をしています もちろん歯欠け、虫食いもありません 組付け、且つオイル管理も良かったのでしょう そうなるとこちらも処理のし甲斐があります   やれた感は皆無 そして全体の強化と無数のディンプル形成で なめらかな動きになります 今回はWPC処理だけですがメニューとしては WPC処理+個体潤滑剤ショット WPC処理+DLCコーティングもあるので 目的に合わせてチョイス可能です (DLCは双方WPC処理後ピニオン側に成膜) トルクのON OFFが激しいドラッグ車両の ファイル保護にも是非!!

2025.07.18

純正部品はもう無いらしい・・・

EJ20のSUBARU純正部品 クランクシャフトは 既にメーカー在庫無いらしい・・・ ずっと乗っていこうと決めたユーザーさん にとっては一大事!! 無いならどうする? てことで今回は転ばぬ先の杖的な ご依頼でしょうかね クランク、ピストン、メタルのWPC処理依頼 比較的ジャーナルはきれいですね ピストンも目立った傷もなく 裏側は・・・まっ、こんなもんです メタルは新品に交換ですね 新品より堅牢かつ最高の摺動性 スカート部のモリコートには SA・YO・NA・RA 新たにハイパーモリブデンショットを施工 ピストン裏だって抜かりなし! すべりの良いジャーナルにはアップグレード (ハイパーモリブデンショット)されたメタルはマストです! 部品が無いなら延命措置! WPC処理はこんな使い方もありますよ!

2025.07.04

6-3-2-??

直列6気筒 L型、RB、S20,1J,2Jと名機ばかり シルキー6とも呼ばれ振動も少なく 官能的な排気音を奏でるエンジン ボンネットを開けた時・・・     サビサビはで少々いだけません・・・ 今回はお客様よりサビ取り、化粧直し のご依頼です   当社では長年蓄積した頑固な錆をブラストで 完全除去(この下地処理がとても大事!) ザリザリの面を少々お上品なメディアで なだらかに仕上げます 届く範囲にはなりますが内径部にもショット をしカーボンまで除去しています   今回は鉄系のエキマニなので割れの心配は さほどありませんが、SUS系であれば溶接部の 割れ対策効果のあるショットを更に追加します   目的・材質によってメディアを選定し最大の パフォーマンスを引き出すのが当社の WPC処理なのです   クリーニング?強化?ぜひお任せ下さい!!    

2025.06.27

さすが世界のTOYOTA!

この現車取り外しのピストン…   これ、現行のGRヤリス用ピストン スカート部の面積も少なくモリブデンコートも 施されていますね これよく見ると・・・ ピストンピンはDLCコーティングがされてます ちょっと見づらいけどTOPリングもこれまた DLCコーティング さすが世界のTOYOTA お金の使いどころが的を得てます TOPリングはシリンダとの摺動性と耐摩耗性 ピストンピンは摺動性とカジリ、焼き付きの 抑制効果が期待できます それぞれ写真は純正部品で今回はお客様より 「同じ仕様にしてほしい」とのご要望 と言う事で来週はこのCP製ピストンにWPC処理 やDLCコーティングを施していきます ピストンはWPC処理HM+ショット ピストンピンはWPC処理+DLCコーティング ピストンリング(TOP)もWPC処理+ DLCコーティングになりそうです 純正との大きな違いは・・・ 下地のWPC処理による細かいディンプルが あるか無いか!! コストをかける分その効果は絶大です   どんなエンジンに仕上がるか楽しみです!!