DLCコーティングは下地にWPC処理をすることで剥がれにくくなりますか?
a-C:Hなどは実質的に密着力は向上します。ただ,ta-Cなどの圧縮応力の高い膜は低下します。
DLCコーティング
a-C:Hなどは実質的に密着力は向上します。ただ,ta-Cなどの圧縮応力の高い膜は低下します。
アルミにDLCを直接コーティングすることは困難です。理由はAlとCとの間の相互作用がほとんどないことや硬度差が大きく変形に追随できないことに拠ります。メッキやPVD膜などの被覆や中間層の導入が必要です。
DLCの密着性は膜・界面の接着強度と下地変形への追随性の2つの要素があります。基材が硬ければ下地変形追随性の点では有利です。膜・界面の接着強度が同じなら硬いほど密着性は上がります。
高硬度な点が第一のメリットで切削工具への適応が向いています。また欠陥が少ないので耐熱性(耐酸化性)も良好です。デメリットは高硬度なため変形追随性が無いので密着性は落ちます。
ステンレスにDLCコーティングをするのは可能です。
膜種(内部応力の違い)により異なります。ta-Cなどは内部応力が大きいので、実用的には1µmが限界です。a-C:Hでは10μm程度が最大となります。
DLCコーテイングは錆びませんが、膜にピンホールが皆無ではないので下地材が錆びる可能性はあります。
DLC膜とアルミは相互作用が無いので、凝着は防げます。
DLCには,圧縮の膜応力が掛かっているので,厳密に言えば歪みは発生しません。ただ,膜厚が薄い(1μm程度)ので,薄片試料以外では問題にならない範囲です。
メリットはあります。一つは,WPC処理で形成される表面形状(油だまりなど,潤滑性を発現します)の維持。また,凹凸により不均一な力がかかるためDLC膜に微細亀裂が入り,変形追随性が向上し,下地変形による剥離に強くなります。
DLCに限らず,材料の硬さは密度(原子の詰まり具合)に巣損します。ta-C(スーパーDLC)は、水素の含有がなく二重結合が少ない事から、原子が詰まった構造を作りやすいからです(Cの最も詰まったものがダイヤモンドです)。
DLCはダイヤモンドライクカーボン(DLC : Diamond-Like Carbon)の略称で、ダイヤモンドに近い硬さ、平滑な表面を有しているところから耐摩耗性や潤滑性能(特にオイルが切れやすいドライ潤滑環境下に差が出ます)が優れています。レース以外の量産車でもエンジン、ミッション、サスペンション部品などに使用されつつある硬質薄膜です。実際には、部品の材質や使用状況に合わせた膜種の選択が重要になっています。
DLCコーティングのみでは、疲労強度はさほど向上しません。WPC処理®をしてからDLCコーティングすることで、疲労強度、膜の密着性、オイル保持力を向上させる事ができるため、WPC処理との複合処理は必須となります。
DLCコーティングでは1~3um程度の皮膜を形成するので、両面(径)では2~6um程度厚くなります。施工温度が約200℃のため、基本的には歪みはないと考えられますが、部品の焼き戻し温度によっては歪みが出る場合もあります。
DLC被覆は永久に使用できるものではありません。摩耗等により処理部は少しずつなくなっていく場合もありますが、部品によってはかなり長期的に使用できる物もあります。
一番適しているのが、少し当たりの付いた部品です。ですので、新品でもなく、中古でもないのが実のところです。しかしながら、現実は新品か中古部品になりますので、下記の事にご注意し施工依頼下さい。
注意点としては
新品部品に処理する場合は、バリを取り、ペーパーなどを使い、全体的に滑らかにしてから、コーティングをする方が良いです。
中古部品については、摩耗、破損、亀裂などを良く確認してください。虫食いや摩耗により段差がでてしまったような部品にDLCコーティングはお勧めできません。
DLCコーティングの部品はコーティング前にWPC処理を行ってから、3Dラッピング(特殊工程の磨き処理)を行っております。
DLCコーティングは非常に硬いので、表面に突起物があると相手を攻撃する場合があります。そのため、突起物だけ除去し、ディンプル(凹み)を残す3Dラッピングを行います。WPC処理の効果も残っております。
基本的には出来ません。
通常であれば、Φ250*800L。それ以上の大きさについては図面をお送り頂ければ、対応可能か回答致します。ハーレーのフロントフォークもコーティング可能です。
DLCコーティングはほぼ内径にコーティングできません。
基本的に導通性がないとコーティングできません。またカーボンと反応しない材質もコーティングできません。
アルミ(レース車両以外のピストン、メタル等)、鋳鉄部品(シリンダー、カム、ピストンリング(2stやセカンドリング等)、銅(ブッシュ)、焼結部品(オイルポンプ) ※メッキの場合、コーティングできますが、剥がれる場合があります。
弊社のDLCコーティングはメタルを含有しない為、磁性を帯びる事はありません。
メリットは,WPC処理で形成される表面形状(油だまりなど,潤滑性を発現します)の維持ができます。また,凹凸により不均一な力がかかるためDLC膜に微細亀裂が入り,変形追随性が向上し,下地変形による剥離に強くなります。
メリットは,潤滑性の向上,耐摩耗性の向上,耐食性の向上です。
デメリットは,コーティングのため剥離の可能性があることです。