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スタッフブログ

〈 モータースポーツ 〉

2023.06.16

あこがれのフェックス(Z400 FX)

これは以前ご依頼頂いたZ400 FXのWPC処理依頼 上から下までほぼ一台分 昭和の名車FX、既にうん十年たっていますが、各部品程度は上々です 早速ビフォー&アフターで紹介しましょうか! ピストン(前) 使用感はありますが焼付き/カジリ痕無し ピストン(後)細かいキズは消えてハイパーMoでつるつるです k メタル(前)適度なしゅう動痕 使えば当たり前ですね メタル(後)そのまま使用なのでアタリが出ている状態にWPC処理となります ギア(前)歯面の虫食いも無くドグの異常摩耗/欠けも無し 良好です ギア(後)全体的に強化、細かい油溜まりも形成され滑らかな動きになります カム(前)カム山のカジリ、虫食いも無く、ウォームギアの欠けもありません *特に旧車はこのウォームギアの欠けが多いですね カム(後)2層の固体潤滑材をショットし、しゅう動性向上! WPC処理の施工が完了!並べてみると精悍ですね! さて、なぜこのタイミングで旧車のZ400 FXWPC処理施工事例をupしたか? それは6月18日(日)富士河口湖で開催されるオートジャンボリーで 当社ブースを見た兄貴達が「あぁぁん!WPC処理??」となった時、 当社HPブログ、またはFBで施工事例がトップにあればよいかな?と思いupしてみました 最新のバイク、車にもWPC処理は有効ですが、特に旧車はフリクションのかたまり・・・ 廃盤などで供給の厳しい部品も、強化や低フリクション化で長持ちさせる事が可能です OH時の参考になれば幸いです 日曜日、晴れると良いですね!!

2023.06.09

Zじゃ無いフェアレディー(R型エンジン)

フェアレディー:淑女・美しいお嬢さんの意 ネーミングからしてセンス抜群!! そんなZじゃないフェアレディーのメイクアップ(WPC処理)です このエンジン、H型からの派生でR型と言うみたいですね 今回のメイクアップはクランクとメタルにお化粧(WPC処理) を施します さすが美しいお嬢さん、年月がたっていてもジャーナルの状態は良好です ただメタルは一部下地が出ていたりとあまり状態は良くありませんね そんなこんなで当社のカリスマメイクアップアーティストが手を加えると・・・     クランクは美しいお嬢さんが更に美しいお嬢さんに! 状態の良く無いメタルは・・・ WPC処理+2層の固体潤滑材で仕上げます メイクアップ完成!! 非常に珍しいR型エンジン(クランク・メタル)WPC処理のご紹介でした

2023.05.26

キャブレターへWPC処理やらDLCコーティングなど如何?

キャブレター・・・ 既に死語なのかね? チョークすら知らんようになってきたのかね? そんなキャブレター部品(スロットルバルブ)への表面処理とは ほぼほぼアルミ材で、錫メッキ、モリブデンコート(純正) アルマイト(FCR)、Hcrメッキ(CR)などが施されています スロットルの開閉によりやはり摩耗が激しいようで WPC処理の依頼が多い部品です 部分的にしゅう動痕があったり、錫メッキが無くなっていたりと 程良い痛み具合 下地の状態、表面処理(メッキだったりアルマイトだったり)で 施工する内容を細かく変えてWPC処理をしています 写真は錫メッキ品にWPC処理+ハイパーモリショット 表面も良く滑る様になっており、更にボディー側にも二硫化モリブデンが 移行するので滑らかな動きになります そして究極はスロットルバルブへDLCコーティング 材質、状態を選びますがCRキャブのHcrメッキ品にはコーティング可能です バルブの張り付き、部品の摩耗でお困りの際はご検討下さい! 不二WPCはナウいキャブ車乗りを応援しています(笑)

2023.05.19

ちらりと見えるブラックなシャフトは如何?

長、中、短合計81本 サスペンションメーカーさまより加工依頼です 両端ネジ部の黒皮、酸化被膜の除去 Hcrメッキ部へのマイクロディンプル処理を施して下処理完成です あとは当社自慢のDLCチームへバトンタッチ!!! しっかりたのむぜ~!! 写真はオーリンズサスペンションに組み込んだDLCコーティングさせたロッド 見えるかな~ 非常に表面がつるつるなのでシール部はSKFフォークシール使用がお勧めです カスタム感強めの処理ですがいかんせん見え辛い場所になるので 自己満足確定です(笑) 中古品にも施工加工です(ただしメッキの痛みが激しい場合は、再メッキが必要)

2023.05.12

長~いエキセントリックシャフト!

おにぎり3つじゃまだまだって事で、今回はおにぎり4つのヤツ・・・ シャフト部もやはり長いですね WPC処理で強化、しゅう動性向上を施しました がっ!お客様はさらにその上を所望されており・・・ ブラックダイヤモンド?レインボーブラック? そんな色のDLCコーティングを施しました 下地は使用感もありましたが良い仕上がりです さすがに4ローターともなると取り扱う方も限られてしまいます (まず純正部品でエキセントリックシャフトは売ってない) さて、どちらのお客様かな~(笑) ちなみにCHARGE MAZDA 787用ではありません  

2023.04.28

オーナーさまが気になった気になった時の為に・・・(備忘)

今回はAE86 2台分のWPC処理記録(備忘) 2台とも非常に著名な方の車両・・・(オーナーは別々です) 非常に著名な方々なので、オーナーさま、 ご依頼のショップさまは伏せさせて頂きます オーナーさま/ショップさま間で備忘録としてお楽しみ下さい! さて、まずは右のクランクシャフト&メタル 社外クランクと亀有強化メタル(AE92ベース)+当社でWPC処理 新品なのでジャーナルも非常に綺麗! 強化と3Dラッピングでいつも通り仕上げました そして左のクランクシャフト&メタル 純正クランクシャフトと亀有強化メタル(AE86)+当社でWPC処理 このクランク、脱脂したら錆とOIL痕で砂漠の迷彩柄の様に・・・ で、ジャーナルの状態も良いとは言えず・・・ こんな感じです この手の状態は通常の加工にひと手間加えないと 綺麗、且つ滑らかな動きを作り出す事ができません! 時間は掛かりますがしっかり仕上げていきます 同じ部位がここまでに仕上がります WPC処理前 WPC処理後 今回著名な方のクランクシャフトだから綺麗に仕上げたのでは無く、 常にこの様なクオリティーで皆さまの部品をWPC処理しています 今回このブログに上げたのは、エンドユーザーさま(オーナーさま)が 「あ~ ちみちみ、わしの86はどうなっておるかね?」なんて話になった時に ビフォー&アフターがこっそりブログに上がっていたらおもろいかな? と思いupした次第です 発注頂いたショップさまはお心当たりがあると思いますので、 本ユーザーさまとクランクシャフト談議にはなを咲かせて下さい! お名前を上げる様な野暮な事はせず、こっそりブログupのWPC処理施工者でした!

2023.04.21

エキセンの疲労破壊はここから!

モーターみたいに気持ち良く吹け上がる ロータリーエンジン その心臓部がエキセントリックシャフト 通称エキセン あのおにぎり(ローター)をぐるんぐるん回すシャフトです 写真はDLCコーティング前のWPC処理+3Dラッピングが施された状態 このエキセン、ハイパワー化などで想定以上のストレス(金属疲労)が 溜まると・・・ ジャーナル側面のこの穴周辺にクラックが入ります!(最悪割れる事も) 一般的な使用であれば問題ありませんが、このブログを読んでいる 兄貴達は多分一般的な使用では無いはず(笑) 今だに多数のDLCコーティング依頼を頂いてますが、当社のDLCコーティング は下地にWPC処理を施す為、クラックなど金属疲労対策には効果テキメン!!! WPC処理+3Dラッピングで ジャーナルのオイル焼け痕も しっかり除去して ビカビカに仕上げます そう、コーティングなのにもれなく強化もされてしまうのです DLCコーティングはお得感もあってお勧めメニューです また、その他メニューとして ローターの強化(アペックスシール溝の広がり抑制) 丸メタルのWPC処理 アペックスシール3分割+WPC処理、+DLCコーティング などエンジン部品でも結構加工メニューがあります 気になる方はHPを参照してみて下さい 「こんな部品も加工できるんだ」なんて発見があるかも!

2023.04.14

俺は待ってたぜぇ~!

そろそろ来るかと思って待ってましたヨ! GRヤリス この車両、運転好きにはたまらない 久々に楽しい車のようで、各ショップさんも 結構チューニングに力を入れているようです 今回はトランスファーギアのWPC処理依頼 リング&ピニオンともにちょっと変わった形状 (次週WPC処理施工の為、写真は未処理品) 非常にコンパクトな仕上がりですね パワーupによるギアトラブル(欠け&割れ、虫喰い)対策なのか? はたまたそうならない様に予防処置なのか? いずれしてもWPC処理は有効な表面処理です 当社では更に最上級の位置づけでWPC処理+DLCコーティングも用意しています 【仕様】 リングギア=全体WPC処理 ピニオンギア=全体WPC処理+歯面にDLCコーティング おそらくこれ以上は無い最強の組み合わせです 実績もばっちりで各レースで検証済み (大人の事情でどのレースかは言えませんが) パワーを上げればその分、どこかしらに負担が掛かります 純正で持たない部品も表面処理を組み合わせる事で パフォーマンスupが可能になります トラブル対策、予防処置で検討されてみては如何でしょうか?

2023.04.07

エンジンの善し悪しは初期なじみで決まる事実!

初期なじみ・・・ じつは非常に大事な事なのです 一般的な使い方を前提に考えるなら 初期なじみをしっかり付ける事で、 滑らかな動き、その先の長寿命がある意味約束されます 今回はMINI用リフターのお話 これ新品ですが既に化成処理がされています (パルホス、パーカー処理とも言います) 防錆効果やしゅう動部潤滑を助け、初期なじみ性も向上します これだけでも十分ですが、やはり当社お客様! 最強のすべりと初期なじみを求め・・・ +ハイパーモリブデンショットで完全武装 *以下ハイパー 弊社でWPC処理を施すほとんどの中古リフターやロッカーアーム (スリッパー面)はカジリ痕、焼付き痕、虫食いなどなにかしらの 損傷を受けています まあ、OIL環境としても非常に厳しい部分なので致し方ないかと・・・ OHの際、化成処理やWPC処理などひと手間加えた部品は 再度開けた時の状態が非常に良いとか 今回のMINI用リフターは鋳物+化成処理+WPC処理(ハイパー)で リフターに付着しているハイパーがしゅう動時にリフターホールや カムと接する部分で擦れ、相手部品に移行したり戻ったりを繰り返す為 長期に渡り滑らかな動きとなります ハイパーのおかげで新品からの初期なじみ性も更に向上するので 結果長寿命となります 現在の車は「ならし」不要と言いますが、それはやらなくても大丈夫と言う意味で 本来はやった方が良いのです 旧車ならなおさら!! 折角のOH、初期なじみをしっかり出してエンジンを育てるのも一考かと思いますヨ! ちなみにこの初期名なじみの考え方、エンジン部品以外(ギアなど)も当てはまります

2023.03.31

クランクシャフトの重さって・・・

車の部品でボディー以外で、一番重い部品は? そう、エンジン エンジンの中で一番重い部品は? そう、クランクシャフト 今回は旧中島飛行機(現SUBARU) 水平対向エンジン(EJ/FAなどのクランクシャフト)の軽さについて はい、これ!水平対向4気筒用クランクシャフト 縦145mm×横350mm 重量:9.22Kg ショップさんなら見た事あると思いますが、普通(オーナーさん)は なかなか見る機会はないと思います これ、非常に軽くコンパクトに出来ています 横方向(長さ)なら4気筒のバイクとさほど変わりません! ちなみに一般的な2.0Lクラスの直列4気筒だと・・・ 縦160mm×横470mm 重量:15.68Kg 同じ2.0L 4気筒で6.46Kgの重量差があります 並べてみると・・・ 「本当に両方とも2.0L 4気筒用?」って思います このクランクシャフトをもってしてEJ/FAエンジンが成立しているのです 強度も問題もありますがやはり軽さって重要! SUBARUの主要車種は水平対向エンジンを搭載していますが エンジン開発の根底にはやはり「軽くコンパクト」 を意識しているんでしょうね!