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スタッフブログ

〈 モータースポーツ 〉

2022.07.01

トリプルショットと言う名の裏メニュー?

32GT-Rのファイナルset 4WD故、フロント/リア各1set 通常はWPC処理のみでフィニッシュですが どうも今回のお客様・・・ かなりパワーを上げているらしく、 急激なトルクが掛かると歯底から逝ってしまうとか(タイヤ空転時など特に) なので裏メニューで対策を取ります まず1回目の処理で素材内部へ圧縮残留応力を入れます(ぱっと見はWPC処理ですが) その後WPC処理で素材最表面の微細結晶化と圧縮残留応力を入れます 仕上がりがきれいになっているのがお分かりかと! もうこれ以上は無い最強の強化です WPC処理でも十分ですが、「それでも・・・」と言う兄貴達に こっそり裏メニューとして紹介します 当社HPのメニュー表にも載ってないので、他言無用で4649!!

2022.06.24

ミッションケースって割れる!の?

単気筒125ccクラスのミッションケース 今回はケース強化のご依頼 単純の剛性を上げたいのか?はたまたクラック発生の対策なのか? 特に単気筒は振動が強く割れ易いのかな? 振動は金属疲労の大きな要因にもなります 今回はケースですが、例えばドカッティーなどはあの振動で マフラーステーのクラックが良く起きるなんてバイク屋さんに聞いた事があります ステーにWPC処理も有りだと思います また定番メニューでは車のエキマニなど割れ対策にもってこい! WPC処理は滑りや摩擦磨耗対策だけで無く、金属疲労対策にも十分効果があります お困りの際は是非ご相談下さい!

2022.06.17

HONDAも生産してましたよ!直6を!

日産ならL型やらRB トヨタなら1Jやら2J 海外ならBMWも積極的に採用する直列6気筒エンジン 滑らかな吹け上がりシルキー6などとも言われます ホンダは直6なんてないだろ~ と思われますが・・・ これ・・・ホンダの直6用クランクシャフト(WPC処理前) メタルはこんな感じ マフラーを変えてエンジンをぶん回せばF1サウンドを奏でるとか(笑) 更にシルキーに回る様にWPC処理(強化+しゅう動性向上)を施します このブログを読んで下さっている兄貴達はお分かりでしょうから あえて車種は記載しません! さて、なんでしょうかね?        

2022.06.10

RB26メタル×3台分

第二世代GT-R(32~34)エンジンのOH下支え! 今回は3台分でスラスト、親、子とフルセット まずは品番ごとに並べて脱脂作業 メタルは幅広~標準~幅狭まであるので元の袋に並べます 怪しい紫になれば完成です(WPC処理+ハイパーモリブデンショット) 世の中、当社以外でもWPC処理(またはそれらしきショット・・・)がありますが メタルを含め当社のWPC処理+ハイパーモリショットの ハイパーモリショットは、高温、高回転時に若干の性能劣化が見受けられる 二硫化モリブデンショットに特殊な固体潤滑材をブレンドし、 性能劣化(しゅう動性低下)を抑え、永く性能を持続させる効果があります あなたは二硫化モリブデンショット?それとも・・・

2022.06.03

2TGクランクシャフト

旧型エンジンでもまだまだ人気の2TGエンジン 心臓部はこんなクランクシャフトが高回転で回ってます この純正クランクシャフト・・・ 鋳造品なんです 現在の高性能/高剛性のクランクシャフトは鍛造品がほとんど ちなみに 鋳造=金型に材料を流し込んで成形 鍛造=金型で材料に高圧縮をかけて成形 それぞれメリット/デメリットがあります WPC処理も鍛造/鋳造では少々加工方法が異なります 特に鋳造クランクシャフトは方法を間違えると大変な事が起きるとか! 正しい施工で いくつもの本数をこなしてきているからこそ正しい施工が可能なのです こうして新品以上(高剛性/低フリクション)の性能で OH後のエンジンに組み込まれる訳です

2022.05.27

久々の上物!・・・と思いきや

最近ご依頼の多い86/BRZのミッション一式WPC処理(4速カラーは+DLC) 加工前にしっかり脱脂&マスキングをしながら状態を確認します 今回は久しぶりの上物! カウンターのギア欠けも無く、非常に綺麗な状態です 例のギア部 ビューティフル!! そのままサクサク作業を進めると・・・ 2速ギア・・・アウト!!! 今回はミッション部品全62点でこの部品のみ欠けがありました 奇跡の中古ミッション、見てみたいものです 次回予告! 「純正2TGのクランクは鋳造って知ってました?」        

2022.05.13

組み上げ前に確認してみては??

某メーカー純正ロッカーアーム そう、SR20用です このロッカーアームのOIL穴のお話・・・ スリッパー面に向けてOILが噴射される構造ですが、この穴少々歪なんです 上の写真はまだ良い方で・・・ これは・・・ バリまで付いているじゃないですか!! 中には穴が詰まっているものもあるとか無いとか・・・ 量産品故、コストの問題もあるでしょうがこれはねぇ・・・ ちなみにこのバリはWPC処理でも取れません 新品でもバリ取り、OIL穴拡大(一部内燃機屋さんでやってます)など ひと手間加えた方が良さそうです バリが脱落して内部を回ったら・・・ 想像しただけでぞっとします バリ取りならばヤスリで出来るので発見した際は是非!! メーカー純正だからって絶対ではないんです! 当社ではWPC処理施工後、OIL穴の詰まりを確認してから発送しています      

2022.04.29

機械いじりの楽しみ方!

今回はプライベーターさまから・・・ SUZUKIの空冷2st(バイク) ピストン、ピストンピン、リング、シリンダーの定番部品です 良く見るとこのピストン、スカート部になにやら面白そうな加工痕が 全周にΦ2程度、深さで1mm程度の凹加工+スコッチでバリ取りの加工痕 なるほど・・・ オイル溜まりのプライベートチューンですな これに当社のWPC処理で更に細かいディンプル+滑る表面に仕上げます 「こんなピストンメーカーが造るんだ?」と思う様な仕上がり! こう言ったトライ&エラーを楽しむプライベーターさん、結構多いのでは? 分解して、追加工メニューを考え、組み上げ、実走行・・・ でまた分解して結果の検証・・・でまた まさに機械いじりの沼ってヤツです(笑) そろそろお手元に届いた頃かと思います 楽しんで下さいね~!!
  • バイク

2022.04.22

車のサスペンションにも・・・

バイク用のサスペンション部品(フロントフォーク/リアサスロッド) にWPC処理やDLCコーティングは布教活動のおかげで浸透してきた模様・・・ 例えば・・・ 見え辛いかもしれませんが、当時世界最速の量産車と言われた ZZR1100の社外リアサスロットへのWPC+DLCコーティング フロントフォークはプライベートでも分解し易くWPC処理や DLCコーティングの御依頼が多いです しかし車用となると個人ではほぼ不可能なので、ショップ様経由で御依頼となります 今回は某ショップ様より倒立用のシリンダとサスペンションロットの御依頼・・・ サスロットは今晩からDLCの成膜となります(WPC処理済み) 倒立シリンダはWPC処理のみとなります この内径が・・・ 光沢や研磨目が消えて怪しいディンプルが沢山! 細かい凸凹が滑らかの動きに役立ちます まさに「足のいいヤツ!」 足回りのチューニング、突き詰めた先にはこの様な表面処理が待ってますヨ!