スタッフブログ

当社の基本は表面処理 そう！WPC処理を主な商材としています 食品、医療関連ではMD処理（マイクロディンプル） とも呼ばれています この表面処理（WPC処理）に熱処理やコーティング を組み合わせて相乗効果のある仕様を造り込んでいます たとえばこれ バイク用のフロントフォーク 左はWPC処理済みで右が未処理 左側のフォーク、うっすら曇っています 更に深いディンプルが左のフォーク 左からハードディンプル、中央が通常ディンプル、右未処理 こうやって見ると違いが分かるかと 同じディンプルでも仕様を変える事で コーティングの仕上がりも変わってきます 一番深いハードディンプルにDLCコーティングを成膜すると 写真の様なマッドブラックに仕上がります 当然摺動特性にも変化があるでしょう WPC処理による摺動性向上にDLCの摺動性向上を掛け合わせ 動きの良いフロントフォークを完成させます １＋１＝２以上・・・ 当社コア技術WPC処理と何か（例えばコーティング） を組み合わせ相乗効果を見出しています 今回は一例でフロントフォークを紹介しましたが 窒化処理と組み合わせたりと組み合わせは無限です 既存の技術、手法にWPC処理を組み合わせると 面白い結果が得られるかもしれませんよ 「ちょっとやってみたい！」「どうなるのかな？」 と思ったら是非ご相談下さい

これよこれ！！ 全てRB26用（多分） それぞれパイピング形式が異なります これあたりはもしかしてパワー重視の仕様かな WPC処理でしっかり強化 中速重視？ ストレート部が上のよりは短い様な これなんかEXマニに入った瞬間からクネクネ おもいっきりトルクに振った形状？ まあこれもWPC処理しちゃうけどね たこ足の品評会みたいでしょ？ 今回は埼玉のガレージザウルスさまより ご依頼頂いたRB26用（恐らく）たこ足3台分のご紹介 フランジ、溶接部の割れ予防にはこれしかないのよ お勧めです！

エンジンの一丁目一番地！クランクシャフト！ 強く（強化）、動を良く（摺動性向上）する為に WPC処理のご依頼が多い部品でもあります 新品以上に磨かれたジャーナル この写真を見れば納得の仕上がりかと・・・ まあよくある話でチラシ、カタログ、HPなどの写真はチャンピオン を使って実際は・・・ なんて良く耳にしますが上記写真が標準的な 当社の仕上がりです もとのクランクはこれね・・・ 錆やジャーナルのＯＩＬ焼け痕もきれいさっぱり！ 焼付きによる深いキズや異物噛み込みによる深いキズ は無くなりませんが、軽微なキズなら目立たなくなります 当然ＯＩＬライン内部も特殊洗浄液できれいに洗ってます これが不二WPCのWPC処理クオリティー！！ やらない手は無いんじゃないの？

今回はTOYOTA純正ハブボルトのWPC処理 車体にホイールを付ける際 車体側から出ているボルト 使い方にもよりますが、引張、ねじれ、 縦横斜めと色々な方向からの応力が掛かる部品 ＊左　未処理　　右　WPC処理済み ハードな使用環境だとネジ部がバ○になったり ぽっきり折れてしまったり・・・ そんな経験結構あるあるです ハブボルトに限らず、スタッドボルトやヘッドボルト にもWPC処理の依頼って多いのです 施工したボルトの「カチッ！」とした剛性感は 分かり易いみたいですよ 取り外し（付け替え）、多方向からの応力が多い ドリ車などにはお勧めです

コンロッドに手を入れる場合 重量合わせで削ったあと 表面をピカピカに磨きこむか？ WPC処理をするか？ 磨き込みの主な目的は、細かいキズや破損の起点 となる部分を磨く事で除去する事になります ではWPC処理で得られる得られる効果は？ １　ピストンピンとの摺動性向上（ピン穴） ２　圧縮残留応力による伸び、曲がり、折れの抑制 ３　メタル裏面との接触部フレッティング磨耗抑制 全体にWPC処理（内容を変えながら）をします 伸び、曲がりや折れは大体首の部分に集中するので 念入りに強化 で、メタルとの接触部もクリーニング フレッティング磨耗する場合は強めのディンプルを形成 エンジンの爆発を受け止めている部分 特にパワーを上げる（上げた）エンジンには効果テキメン！ 磨きにするか？WPC処理にするか？考えるのも カスタムの楽しみです WPC処理で得られる効果の部分でお悩みの際は是非！！

2025年5月10日から11日 SATSUKI STAGEとくれば？ そう！テイスト・オブ・ツクバです バイクを使った大人の運動会！！ まだ3カ月ありますがライバル達は動いてますよ シフト周りのWPC処理依頼です シフトドラムは強化と動き（すべり）を良くします 全体WPC処理後にシフトフォークのピンが動く 溝に秘密の固体潤滑材をショットします シフトフォークシャフトも同様 耐摩耗性向上と摺動性向上 この部分もするすると動かないといけません でシフトフォーク・・・ 全体強化とフォーク穴、ピン、爪各部に 固体潤滑材をショットするスペシャルな仕様 特にシフトフォークはレースの様なハード な環境下では爪部分が開いてきてしまうとか・・・ もちろん普段乗りなら問題ありませんが TOTで勝つために走る兄貴達のシフトワーク には少々弱いみたいです この強化は結構効果があるみたいで 今回ご依頼のお客様では定番メニューみたいです 勝つためには滑らかな動きと壊れない事が大事です その日に向けてライバルは動いてますよ！！ 作業のご依頼はお早めに～

非常に綺麗に仕上がった TOYOTA純正4AGクランクシャフト 新品以上の仕上がりで強化と ジャーナルの低フリクション化になってます でもね・・・ もとは赤茶けたクランクシャフトでここまで綺麗になります ではこの綺麗なクランクシャフトのOILラインを洗浄しましょう！ 下に敷いているのは新品のウエス 専用溶液で止まり穴～OILラインを洗浄すると・・・ 分かるかな？ OILラインから出る真っ黒のヘドロ状の液体 クランクシャフトをどかしてみると分かり易い 細かいスラッジも見えたりします これが40年の歳月でOILラインに溜め込んだ汚れなんです 当社はWPC処理の最終仕上げで必ずOILラインの洗浄をしています OHの際、WPC処理をしなくてもこのOILラインは必ずしましょう！！

エンジン大好き！特にNISSAN大好きなお兄さん これ、好きでしょ？ RB26ピストン＆メタルsetのWPC処理依頼です 通常ピストンのWPC処理を施工する場合 同時にピン穴もモリショットが施工されるので ピンまでモリショットのご依頼は少ないのですが やって悪さは致しません！ モリブデンマシマシといった感じでしょうかね メタルは親、子、スラスト全てに施工した方が良いです パワーを出していくならばクランクにWPC処理もお勧めです（強化） たま～にお話を聞くんですよ・・・ クランクが折れた～って TOPリングもすべりを良くして 社外新品ピストンにもWPC処理とモリブデンショット 仕上がった部品の薄紫色は高性能の証です RB26好きならこれが酒の肴になるとかならないとか(笑) 是非一杯やっちゃって下さい！

当社にWPC処理依頼でやってくる部品 70～80年代の2stバイクの部品も 結構多いのですが 特にピストンはスカート部のキズがすごい・・・ 写真は一例ですが、大なり小なり傷みが進んでます やはりOIL環境が厳しいのでしょう 深く削れてしまった部分の修復は出来ませんが ここまでは修復ができます もし新品部品でOHをするならば・・・ ピストン（WPC＋ハイパーモリショット） ピストンリング（WPC＋ハイパーモリショット） ピストンピン（WPC+ハイパーモリショット） シリンダ－内径部　（特殊ショット） 各部品への表面ディンプルでＯＩＬ保持力up また固体潤滑材で摺動力up OIL環境に厳しい2stエンジンには最強の予防策です 既に絶滅危惧種の火を絶やさぬ為の予防策でした！

先週のMINI用クランクシャフト 一つはWPC処理 一つハイパーモリブデンショット 実際はこうなります まずはWPC処理 強化され、且つ各ジャーナルの美しい仕上がりを見よ！！ で、レアなご依頼のハイパーモリブデンショットのみ メタルなどで良く見る怪しい紫色に仕上がります これは全体にハイパーモリブデンショットをショットしています 並べてみると・・・ 結構見た目が違うでしょ？ お客様が異なるので比較はできませんが 同じ車体（エンジン）で組み替えて比較してみたら おもしろいんじゃないかな～